Ubunts 20.04 LTSでメーカー提供のドライバーをインストールしてプリンターを使えるようにする pman-bros

2021年8月29日

brotherの複合機DCP-J978Nのプリンタードライバーをインストールして、Ubuntuからでも印刷できるようにしました。

自分の環境ではプリンターの電源が入っていてネットワーク接続されていれば、自動的にプリンターが認識され、なんら設定することなく印刷が出来ていたのですが、いつの間にやらそれが出来なくなってしまいました。

原因は分からないのですが、そのままというわけにもいかず、この際に公式サイトからドライバーをダウンロードしてインストールすることにしました。

現状

機種は brotherの複合機DCP-J978N 、Wi-Fi接続されています。上記のとおり印刷はできませんが、設定からプリンターを表示させてみると一応認識はされているみたいです。

1.ドライバデータベースを探してみる
 2.ドライバーのダウンロード
 3.ドライバーのインストール
 4.プリンターの設定
 5.テスト印刷

ドライバのデータベースを探してみる

プリンターのドライバーがデータベースにあれば、それを指定するだけで使えるようになるはずなので調べてみます。「設定」→「プリンター」から歯車アイコンをクリック。「プリンターの詳細」→「データベースから選択」へ進みます。

「製造元」から「brother」を選び、ドライバーの欄に表示される機種・型番から自分の使用しているプリンターを選択します。

が、自分の使用している「DCP-J978N」はリストにありません。

というわけで、brotherが提供しているドライバーをダウンロードしてインストールすることにしました。

ドライバーのダウンロード

brotherのソフトウェアダウンロードのページにいき、「インクジェットプリンター・複合機」→「使用しているプリンターの型番」からドライバーのダウンロードページを表示します。

OSはLinux、OSのバージョンはLinux (deb)を選択し、決定をクリックします。

確認画面が表示されるので、確認し使用許諾契約書を読んで「同意してダウンロード」をクリックします。

ドライバーのインストール

1，プリンターの電源を入れます

2，ターミナルを起動してドライバをダウンロードしたフォルダに移動します。

3，sudo dpkg -i –force-all (linux-drivername) を実行してインストールします。　
linux-drivername はダウンロードしたドライバー名。パスワードの入力を求められたら入力します。

4，経過が表示されてインストールが完了します。

5，dpkg -l | grep Brother　を実行してインストールできたか確認します。

dcpj978npdrv:i386 　1.0.5-0 　i386 　Brother Inkjet Printer Driver　の行があればインストールされています。（バージョン等はドライバーバージョンで違う可能性があります）

#ダウンロードしたディレクトリに移動　（例：ダウンロードのディレクトリに移動してます）
cd ダウンロード 

#ファイルを指定してインストールします
sudo dpkg -i --force-all dcpj978npdrv-1.0.5-0.i386.deb

#パスワードの入力を求められるので入力します

#インストール経過が表示されます

#インストールを確認します
dpkg -l | grep Brother   
ii  dcpj978npdrv:i386　1.0.5-0  i386  Brother Inkjet Printer Driver