イトメンのチャンポンめん
自分が昔よく食した袋麺は、明星食品の「チャルメラ」、日清食品の「出前一丁」、そしてイトメンの「チャンポンめん」があります。久しぶりにイトメンのチャンポンめんを見かけたので、懐かしく思い5袋入りを買ってみました。
このチャンポンめんは、エビとシイタケのかやくが入っていて、それが塩ベースのスープとあいまって独特の風味と香りがあり、それが自分も好きなところです。
「イトメン」という会社は知らないよという方も多いかと思いますが、この会社、製麺会社としては老舗なのです。
イトメンのサイトによると、日清食品が世界で初めてインスタントラーメン「チキンラーメン」を発売したのが1958年(昭和33年)の8月25日、その2ヶ月後にイトメンも即席中華麺「トンボラーメン」を発売しました。
その5年後の1963年(昭和38年)に自分もよく食した「チャンポンめん」を発売し、これは現在も製造・販売が続いているロングセラー商品となっています。
なかなかの老舗ですね。
イトメンは、兵庫県たつの市に本社を置く会社。日本で2番目に袋麺を創った企業なのに、知名度はいまひとつなのかもしれません。
「チャルメラ」の明星食品や、「出前一丁」の日清食品が全国展開なのに比べ、イトメンは北陸・名古屋、中国、四国と鹿児島と販売地域が限られているからですかね~
イトメンさんもそこのところは苦慮されていて、いろいろなキャンペーンをしたり、社長さん自らCM出演したりと、知名度アップに日々頑張っておられます。
個人的にはちょっと自虐ネタが多いかな?という印象ですが・・・
自分の買ったチャンポンめんの袋にはイメージキャラクターが印刷されいました。
初代のイメージキャラクターの名前は「とびっこ」。赤とんぼらしいです。
昔からなんだろうと思ってたんですけど、赤とんぼだったんですね。同社のサイトをみると、食品会社では致命的な「ハエと間違えられる」こともあったようで、2013年に新しいキャラクターを募集しました。
そこで選ばれたのが、「あかねちゃん」。明るくて快活な、誰にでも好かれるとびっこの妹という設定のようです。
イトメンの本社のある龍野市が、童謡「赤とんぼ」の作詩者[三木露風]の生誕地であることから、どちらもモチーフは赤とんぼなのだとか。1958年に発売した「トンボラーメン」の名前もそこから来ているのでしょうね。
自分の買った5袋入りのチャンポンめん。上部には、このように書かれてました。
「同情するなら食べてくれ」 どこかで聞いたようなフレーズですね。
この会社、知名度を上げようと社員が一丸となって頑張っておられます。コスプレして動画に出演するというのは恥ずかしいところがありますが、イトメンの社員さんは、それはそれで楽しんでやられているみたいです。公式サイトには会社案内やキャンペーンはもちろんのこと、おもしろいコンテンツが盛りだくさんです。いちど訪れてみてください。
久しぶりにイトメンのチャンポンめんを食べてみた感想。
久しぶりに食べた感想は、「あれ? こんな味だったっけかな?」、「前はもっと魚介類の出汁が効いてたような気がする」でした。自分の味覚が変わったか、記憶が他の何かとごちゃ混ぜになっているのかもしれません。
「チャンポンめん海鮮とんこつ」というのもあるので、魚介類好きの自分にはこちらも好きになれそう。こんどはこちらも買ってみようかと思います。