AdminExileを使っていて、管理画面に戻れなくなったら

AdminExile は、joomla! のセキュリティを強化する優れたエクステンションですが、設定を間違ったり、設定内容を忘れてしまったりすると管理画面に戻れなくなり、システム管理ができなくなってしまいます。

ローカルマシンでテストしているなら再インストールすれば済みますが、ウェブサイトを公開していて、コンテンツもそこそこあると、再インストールしてコンテンツを元に戻すのは大変です。

AdminExileの設定をやり直せばいいだけのことなんですが、そうしたくても設定画面にすらたどり着けないのでどうすることもできません。本当に途方に暮れてしまいます。

自分も、何度か管理画面に戻れなくなり、焦ってしまいました。そのとき、あれやこれやと調べて、なんとか復帰できたので、その方法を記録しておきます。

AdminExileで管理画面に戻れなくなった時の対処方法

結論から言えば、データベースに記録されているプラグインの設定内容の値を強引に書き換えてしまうというものです。

joomla! に限らず、CMSの多くはデータベースにコンテンツや設定内容を書き込んでいます。エクステンションの設定内容もデータベースに書き込まれていますので、AdminExileの有効・無効の値を書き換え、無効にします。そうすれば、[siteURL]/administrator/ へのアクセスで、ログインフォームが表示されるようになります。

データベースの書き換えには、インストールした時に入力した、データベース名、データベースのユーザ名、パスワードが必要になります。

1.データベースのユーザ名、パスワードでデータベースにログインします。

データベーステーブルの [プレフィックス]_extensions を表示させます。プレフィックスは、インストール時に指定したテーブルを識別するための接頭語です。

2.[AdminExile] 、[編集]を選びます。

3.編集画面になりますので、[enabled]の値1を0にします。(1が有効、0が無効です)

4.右下の [実行] をクリックして、変更を反映させます。

ブラウザで、[siteURL]/administrator/ にアクセスして、ログイン画面が表示されれば成功です。あとは、再びAdminExileを設定し、有効にします。

 データベースには、システムに関する重要な設定値が書き込まれています。むやみやたらに変更しないようにしましょう。

上記は自分が経験したことですが、もしも同じ方法をとられる場合は自己責任でお願いします。

サイト改竄や情報漏洩から守るためのセキュリティ強化は、管理者自身もその対象であるということですね。

PC-Life

Posted by pman-bros